Microsoft Word®で文書を作成したり、閲覧したり、修正したり、印刷したりしたことが一度でもある人は、きっと世の中にいっぱいいることでしょう。
少なく見積もっても、会社でPCを使う人のほぼ100%が該当することと思います。
では、Microsoft Word®でテンプレートを使用したことが一度でもある人、となるとどうでしょうか。
テンプレートという存在を知っている人はいっぱいいると思いますが、テンプレートがどんなものか知っている人、テンプレートがどんな利益をもたらすのかを知っている人、・・・と絞り込んでいくと、その人数はきっと顕著に減っていくことでしょう。
文書作成のスタートは「白紙の文書」
「白紙の文書」を開いて書くべきことを書いたら、印刷したり、保存してメールで送ったり。
会社でPCを使う人であれば、こうしたプロセスをほぼ毎日、なにげなく実行していることでしょう。
ところで、「白紙の文書」っていうけれど、用紙サイズとか余白の大きさとか、文字フォントや文字サイズ、行間とか、一体誰が決めているんでしょうね。
Microsoft Word®って、自分の好きな文字フォントを選んで設定したり、読みやすく文字サイズを大きくしたり、たまには大きな紙に書いてみたりできますよね。
〔ファイル〕→〔新規作成〕で〔白紙の文書〕を選べば、いつでも同じ用紙サイズ、同じ余白、同じ文字フォント、同じ文字サイズ、同じ行間の用紙が出てくるわけですが、なぜA4なのか、なぜ余白が上35mmで他30mmなのか、なぜ文字がMS明朝の10.5ptなのか、なぜ行間が1行(初期値は18ptですが、何なんでしょうねこの「1行」って単位・・・)なのか。
誰の価値観だか知らないけれど、多様化のこの時代に、勝手に押し付けないでほしいですよね?(笑)
Microsoft Word®文書には、必ずテンプレートが紐づいている
ひとつショッキングなことを申し上げますが、冒頭の、世の中にいっぱいるであろう「Microsoft Word®で文書を作成したり、閲覧したり、修正したり、印刷したりしたことが一度でもある人」は、そのまま100%「テンプレートを使用したことが一度でもある人」に該当します。
「えぇ~!そんなことないでしょぉ~!?」とか「ありえないでしょぉ~!?」などと画面の前で思わず声を出してしまったあなた、そんなあなたのために解説いたします。
今開いている文書にどんなテンプレートが紐づいているかを、次の手順で確認することができます。
いかがでしたか?
どんな文書にもテンプレートが紐づいていることを確認できましたでしょうか。
いろんな文書を開いて、ひとつひとつ確認してみてくださいね。
「白紙の文書」とは、「Normal」テンプレートを使用して作成された文書である
前項で文書に紐づいているテンプレートを確認していったわけですが、所持する文書のバリエーションが豊かな方は、次の2種類の表示を目にされたことでしょう。
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「Normal」とだけ表示される文書
〔ファイル〕→〔新規作成〕で〔白紙の文書〕を選んで、新規作成された文書。
スタートメニューなどからMicrosoft Word®を起動して表示される真っ白な文書や、ショートカットキー[Ctrl]+[N]で新規作成される文書も、この「白紙の文書」です。
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「C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Templates\<テンプレートファイル名>」のように、テンプレートの場所(ファイルパス)が表示される文書
専用のテンプレートを誰かが作り、その専用のテンプレートを使用して作成された文書。
そうなんです。
「白紙の文書」というのは、「Normal」というテンプレートを使用して作成された文書なんです。
思わず声を出してしまったあなた、ご納得いただけましたでしょうか。