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そのまま使えるセブンチェック(7DR)(配送伝票番号のチェック)

このページは、2017年3月3日現在の情報に基づいて掲載しております。
情報の信頼性は、法令の改正や温暖化の進行具合、摂取したコラーゲンの量、ムカデがどの足から歩き出したか等の様々な事象の影響を受け、日々刻々と常に変化しております。

配送伝票番号(問合せ番号):

※8~12桁の番号を入力してください。

配送伝票番号を入力してボタンを押すと、配送伝票番号として存在し得る番号かどうかチェックします。
入力した番号が、セブンチェック(7DR)と呼ばれるチェックディジットを持つ番号であるかどうかを確認します。

配送伝票番号(問合せ番号)を入力すると、ここに結果を表示します。

このツールは、存在し得るかどうかを確認するためだけのものであり、実際にその荷物が配送されているかどうかを確認するものではありません。
実際にその荷物が配送されているかどうかを確認したい方は、運送業者の荷物問合せページでご確認ください。

また、大した計算はしておりませんので、例えば「0000-0000-0000」のような、運送業者がきっと発行しないであろう番号でも、後述するような評価方法に適合しさえすれば、存在し得ると評価される程度の代物です。
チェック結果は、みなさまご自身の判断と責任において、ご自由にご活用ください。

蔓延する標的型攻撃メール(ウィルスメール)や詐欺メール

メールを送りつけては添付ファイルを開けさせ、あるいは、不正なプログラムを実行するWebサイトを閲覧させ、ウィルスに感染させてPCを遠隔操作したり、ファイルを勝手に暗号化したりする手口の標的型攻撃メール。
少し前まではメール文面に違和感(不自然な日本語など)が必ずあったのが、ここ最近はかなり巧妙になってきておりまして、被害は拡大傾向にあるようです。
特に、実在する機関や企業のメールを模したような、一見しただけでは見分けのつかないものも出てきており、より一層の注意が必要な状況です。

また、ある日突然いわれのない金額を請求してくる類の、詐欺メールと呼ばれるものもあります。
電子メールによる詐欺メール自体は、僕の周りでは鳴りを潜めてきている感がありますが、携帯のSMS(いわゆるショートメール)で無差別に送りつける詐欺メールも登場しておりますので、引き続き注意が必要です。

詐欺メールといえば、必ず「m月n日までに・・・」とか「n日後までに・・・」といったような、心理的効果を狙った手法が用いられております。
期日が迫ってくる恐怖感を与えてみたり、焦燥状態に置くことで判断力を鈍らせてみたりして、とにかく指定の番号へ電話をかけさせることを狙っているわけです。
今年に入ってから、同じような手口を標的型攻撃メールで見かけるようになりまして、文面の巧妙化と何らかの関係がありそうな気がしている今日この頃です。

標的型攻撃メールに、配送伝票番号が記載されるケースが増えてきている

標的型攻撃メールを送信する側からしてみれば、とにかく添付ファイルを開けさせること、あるいは、とにかく不正プログラムを仕込んだWebサイトを閲覧させることですから、この目的を達成するためには文面の信憑性を高める必要があるのでしょう。
最近では、実在する運送業者名はもちろん、デタラメな配送伝票番号を記載して、本当に荷物が届くかのように装うメールが増えてきているようです。

僕が確認したメールでは、記載された配送伝票番号は配送伝票番号として存在し得ない番号でしたが、もし仮に、存在し得る番号を記載したとして、その番号の荷物が数日後に実際に発送されたら、運送業者の荷物追跡サービスを使えば偶然の一致でもない限りはすぐにバレちゃうことになるので、あくまで想像ですが、これはきっと故意に存在し得ない番号を記載したのではないかと。
もう少し数を見ていかないと、限りなく妄想に近い想像でしかないので、ここではひとまず、ひとつの可能性として書き残しておこうと思います。

ちなみに、配送伝票番号というのは、ただの番号の羅列ではありません。
セブンチェック(7DR)と呼ばれるチェックディジットを持つ番号です。
12桁の番号のうち最後の1桁はチェックディジットであり、他の11桁の数字を7で割った余りです。
運送各社のホームページでも算出方法が公開されております。

少し脱線しますと、同じく12桁の番号でチェックディジットを持つ番号に「マイナンバー」がありますが、マイナンバーはセブンチェックではなく、独自の計算式によってチェックディジットを算出しております。
マイナンバーのチェックディジット算出方法は、省令(総務省令第八十五号 第五条)に定めがあります。
当然ですが、このWebツールでマイナンバーのチェックはできませんので絶対に入力しないでください。
また、マイナンバーはあまりにも重要な個人情報ですから、いくらSSLによる暗号化通信とはいえ、そのような番号をWebサイトに入力させるような代物は僕には作れませんのでご了承ください。

というわけで、そろそろ本題

とまぁ、そんなこともありまして、配送伝票番号がメールに書かれていて不安だ・・・という方のために、このWebツールを作ってみようと思い立ったわけですが、読み進めていくうちにこのWebツールを使う機会がなくなるという不思議な展開になるはずです。

セブンチェックの目的は入力ミス防止

そもそも、番号にチェックディジットを含めるのは、システムへの入力ミスを防ぐのが目的です。
運送各社の荷物追跡サービスにも、きっと備わっている機能です。

そんな中で、入力した番号が間違っている場合に、どのようなメッセージが表示されるかを知ることは、きっと有意義なことではなかろうかと思うわけです。
それを知るためだけにこのWebツールが存在しているのかも知れません。

早速実験してみた

まずはヤマト運輸さん

ヤマト運輸さんのクロネコヤマトの荷物お問い合わせシステムに、次の番号を入力して実験してみました。
( )内は、このWebツールで確認した結果です。

  • 123456789012(存在し得えない番号)→ 伝票番号誤り

  • 123456789013(存在し得る番号)→ 伝票番号未登録

  • 123456789014(存在し得えない番号)→ 伝票番号誤り

  • 303746659181(存在し得えない番号)→ 伝票番号誤り

  • 303746659182(存在し得る番号)→ 配達完了(もし、輸送中の荷物であれば、「営業店到着」とか「配達中」などと表示されます。)

  • 303746659183(存在し得えない番号)→ 伝票番号誤り

このように、存在し得ない番号は「伝票番号誤り」と表示されるので、意図的なデタラメ番号を見分けることが可能です。

つぎに佐川急便さん

佐川急便さんのお荷物問い合わせサービスに、次の番号を入力して実験してみました。
( )内は、このWebツールで確認した結果です。

  • 123456789012(存在し得えない番号)→ 恐れ入りますが、お問い合せ送り状NOをお確かめください。

  • 123456789013(存在し得る番号)→ お荷物データが登録されておりません。

  • 123456789014(存在し得えない番号)→ 恐れ入りますが、お問い合せ送り状NOをお確かめください。

  • 514577513832(存在し得えない番号)→ 恐れ入りますが、お問い合せ送り状NOをお確かめください。

  • 514577513833(存在し得る番号)→ お荷物データが登録されておりません。(実際に届いた荷物の番号ですが、時が経つとクリアされるみたいですね。)

  • 514577513834(存在し得えない番号)→ 恐れ入りますが、お問い合せ送り状NOをお確かめください。

このように、存在し得ない番号は「恐れ入りますが、お問い合せ送り状NOをお確かめください。」と表示されるので、意図的なデタラメ番号を見分けることが可能です。

そして日本通運さん

日本通運さんは、輸送の総合サービス会社ですから、いろんな荷物の問合せが可能になっております。
本稿の主旨に沿って、ここでは「宅配便・アロー便 輸送状況検索」と「国内航空輸送 輸送状況検索」で実験してみました。

宅配便・アロー便

日本通運さんの宅配便・アロー便 輸送状況検索に、次の番号を入力して実験してみました。
( )内は、このWebツールで確認した結果です。

  • 123456789012(存在し得えない番号)→ 送り状番号違い

  • 123456789013(存在し得る番号)→ 該当データ無し

  • 123456789014(存在し得えない番号)→ 送り状番号違い

  • 303746659181(存在し得えない番号)→ 送り状番号違い

  • 303746659182(存在し得る番号)→ 該当データ無し

  • 303746659183(存在し得えない番号)→ 送り状番号違い

  • 514577513832(存在し得えない番号)→ 送り状番号違い

  • 514577513833(存在し得る番号)→ 該当データ無し

  • 514577513834(存在し得えない番号)→ 該当データ無し

日通さんの荷物を受け取ったことがないので、9件の番号で実験してみましたが、存在し得ない番号は概ね「送り状番号違い」と表示されるので、基本的には意図的なデタラメ番号を見分けることが可能なようです。
しかし、存在し得ないはずの番号が「該当データ無し」と表示される場合もあるようですので、必ず見分けが可能というわけでもないようですね。
なぜ存在し得ないはずの番号が「該当データ無し」となったか、追跡調査が必要なのかも知れませんが、そのうち折をみて調査するかも知れません。

国内航空輸送

日本通運さんの国内航空輸送 輸送状況検索に、次の番号を入力して実験してみました。
( )内は、このWebツールで確認した結果です。

  • 123456789012(存在し得えない番号)→ お問合せ送り状番号が不正です。

  • 123456789013(存在し得る番号)→ 該当データが存在しません

  • 123456789014(存在し得えない番号)→ お問合せ送り状番号が不正です。

  • 303746659181(存在し得えない番号)→ お問合せ送り状番号が不正です。

  • 303746659182(存在し得る番号)→ 該当データが存在しません

  • 303746659183(存在し得えない番号)→ お問合せ送り状番号が不正です。

  • 514577513832(存在し得えない番号)→ お問合せ送り状番号が不正です。

  • 514577513833(存在し得る番号)→ 該当データが存在しません

  • 514577513834(存在し得えない番号)→ 該当データが存在しません

日通さんの荷物を受け取ったことがないので、9件の番号で実験してみましたが、存在し得ない番号は概ね「お問合せ送り状番号が不正です。」と表示されるので、基本的には意図的なデタラメ番号を見分けることが可能なようです。
しかし、存在し得ないはずの番号が「該当データが存在しません」と表示される場合もあるようですので、必ず見分けが可能というわけでもないようですね。
なぜ存在し得ないはずの番号が「該当データが存在しません」となったか、追跡調査が必要なのかも知れませんが、そのうち折をみて調査するかも知れません。
宅配便・アロー便と同じ結果になっているので、必ず理由がありそうな気がします。

最後に日本郵便さん

日本郵便さんの郵便追跡サービスに、次の番号を入力して実験してみました。
( )内は、このWebツールで確認した結果です。

  • 123456789012(存在し得えない番号)→ ** お問い合わせ番号が見つかりません。お問い合わせ番号をご確認の上、お近くの取扱店にお問い合わせください。

  • 123456789013(存在し得る番号)→ ** お問い合わせ番号が見つかりません。お問い合わせ番号をご確認の上、お近くの取扱店にお問い合わせください。

  • 123456789014(存在し得えない番号)→ ** お問い合わせ番号が見つかりません。お問い合わせ番号をご確認の上、お近くの取扱店にお問い合わせください。

  • 303746659181(存在し得えない番号)→ ** お問い合わせ番号が見つかりません。お問い合わせ番号をご確認の上、お近くの取扱店にお問い合わせください。

  • 303746659182(存在し得る番号)→ ** お問い合わせ番号が見つかりません。お問い合わせ番号をご確認の上、お近くの取扱店にお問い合わせください。

  • 303746659183(存在し得えない番号)→ ** お問い合わせ番号が見つかりません。お問い合わせ番号をご確認の上、お近くの取扱店にお問い合わせください。

  • 514577513832(存在し得えない番号)→ ** お問い合わせ番号が見つかりません。お問い合わせ番号をご確認の上、お近くの取扱店にお問い合わせください。

  • 514577513833(存在し得る番号)→ ** お問い合わせ番号が見つかりません。お問い合わせ番号をご確認の上、お近くの取扱店にお問い合わせください。

  • 514577513834(存在し得えない番号)→ ** お問い合わせ番号が見つかりません。お問い合わせ番号をご確認の上、お近くの取扱店にお問い合わせください。

日本郵便さんの荷物を受け取ったときの不在票や配送伝票を捨ててしまっていて手元に番号がなかったので、日通さんと同じように9件の番号で実験してみましたが、すべてメッセージが同じでした。
つまり、意図的なデタラメ番号を見分けることができません。
また、日本郵便さんでは、過去に、同一の問合せ番号を印字した伝票を発行するなどの不手際がありましたので、様々な事情が絡み合い過ぎていて一概にこうだとか言えないのが実情なのかも知れません。

まとめ

もし不審なメールに配送伝票番号が記載されていたら、次のように対処するとよいと思われます。

  • 日本郵便: 郵便追跡サービスで検索してみて、実際に発送されていないようであれば放置。

  • 日本通運: 輸送状況検索で検索してみて、実際に発送されていないようであれば放置。特に、番号が不正というメッセージの出るものは完全に放置。

  • ヤマト運輸: クロネコヤマトの荷物お問い合わせシステムで検索してみて、実際に発送されていないようであれば放置。特に、番号が不正というメッセージの出るものは完全に放置。

  • 佐川急便: お荷物問い合わせサービスで検索してみて、実際に発送されていないようであれば放置。特に、番号が不正というメッセージの出るものは完全に放置。

参考:標的型攻撃メールや詐欺メールの被害に遭わないために

添付ファイルの付いたメールはスパッとザクッと切り分ける

まず、添付ファイルの付いたメールは、スパッとザクッと切り分けちゃいましょう。
具体的には、次の条件のいずれにも合致しない添付ファイルは開かずに削除することです。

  • 差出人「個人」が、あなたの知っている人であり、メールの内容が「あぁあの件か!」とすぐにわかるものであること(すぐにわからないものは、電話で確認しましょう)。
    ※差出人が企業である場合は、担当者「個人」が特定でき、かつ、あなたの知っている人である必要があります。

  • 事前に、差出人「個人」から、添付ファイルの付いたメールを送る旨、メール以外の方法(電話など)で連絡を受け、差出人名とメールの内容が事前に聞いた内容と一致すること。

勢い余って消してしまったとしても、もう一度送ってもらえば済むことです。
スパッとザクッといきましょう。

身に覚えのないお金を請求するメールは相手しない

身に覚えのある請求は無視しちゃいけませんが、身に覚えのない請求は相手にする必要はありません。

心配の拭えない方は、都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口か、最寄りの警察署へご相談ください。

見分けの難しい標的型攻撃メールを、少しでも見分けられるようにする

情報処理推進機構(IPA)さんが2015年に発行された文書に、標的型攻撃メールの例や見分け方が載っております。
とはいえ、この手のメールは日々巧妙化し続けていくものですので、この文書を見てポイントを押さえつつも、常に最新情報をチェックするとよいかと思います。
IPA テクニカルウォッチ「標的型攻撃メールの例と見分け方」 : IPA情報処理推進機構

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